“苦手な方でも愉しめる天ぷら”を目指し、今までの経験をもとに何度も試行錯誤を重ねてたどり着いた、当店の天ぷら。旬の素材を主役に、衣はそっと華を添えるだけに留めることが、本当の美味しさを生み出す秘訣だと考えております。そのためには、食材の厳選はもちろんのこと、生産者さんが食材に込めた想いを感じ取ることも必要不可欠。低温熟成などの仕込みや調理工程にも手間暇を惜しまず、素材本来の味を引き出しております。そんな“本物の味”をお届けすることが私の使命であり、お客様に美味しいと喜んでいただければ、大変な作業も全く苦ではありません。一口食べた時に驚きや感動を覚え、ゆっくりと至福のひと時を過ごしていただければ、嬉しい限りです。“食は人を幸せにする”。私はこう信じています。
“天ぷら懐石”を味わいに、大阪府枚方市香里ケ丘、香里園にある「天邑 あつが瀬(てんゆう あつがせ)」へぜひ。老舗料亭で腕を磨いた店主が織り成す珠玉の天ぷらをメインに、懐石料理をお届けいたします。食材の厳選から、丁寧な調理、ご提供のおもてなしまで、心地良くお過ごしいただけるように、場を整えさせていただきます。ご家族やご友人との普段使いはもちろん、接待・会食や誕生日・記念日ランチ・ディナーなどの大切な一席にも、昼夜を問わず気軽に足をお運びください。
海鮮、肉、野菜、それぞれ厳選して仕入れた食材を、当店では、低温熟成させて旨みを存分に引き出しております。また、お料理や食材によって手法を変えるのも大切なこと。軽く塩を打ってから熟成させたり、熟成させる時間を調整したりしております。長年の経験と高い技術があるからこそ、美味しさが際立つ絶妙なタイミングを見極められるのです。
天ぷらを味わう上で素材が活きた最適な状態になるように、それぞれの食材に合わせて、時間や温度を調節して揚げております。例えば帆立は、甘みや香りが引き立つように、表面だけをサッと揚げて、レア加減に仕上げ。一方、車海老は旨みが出るように、芯の部分だけがレアになるよう余熱で火を入れ、そして伝助穴子は、水分を飛ばしふっくらと仕上げるためにしっかりと火を通しております。
サクサクと軽い口当たりの衣にするために、油は、上質な綿の実を絞って作られる綿実油を使用。また天ぷらには、素材の味を引き立たせる旨みの強い国産の塩を厳選。オリジナルでブレンドしてお出ししています。この他にも、黒毛和牛の炭焼きには、鰹だしを効かせた手作りの泡醤油をあわせるなど、細部にまでこだわりを持っております。